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お茶漬け観劇記録

色んなお芝居やイベントに首を突っ込んだりしてます。覚えておきたいこと、忘れたくないことをとりとめもなく置いておく場所。

メサイア暁乃刻 感想

メサイア暁乃刻大千秋楽お疲れ様でした。

今回2月は本当にいろんな舞台もあって、あとからあとからたくさん出て来る中26日に千秋楽を迎える作品の多いこと多いこと…でもその中で自分でメサイアを選んで良かったと心から思えた。

龍くんが出ているノラガミとか、大好きなるひまさんの猿狸合戦とか、絶対楽しいが確約されているアルター合同とか…(笑)

本当に色々迷うこともあったんですが、大楽を見てこの場所にいなかったら逆に後悔していただろうなってくらいには思える最高のドラマを見られました。

いつもの感想ブログというより思い出ブログです。

 

メサイア暁乃刻とは

昨日が死に、今日が生まれる。それが黎明 暁の刻ー

 

白崎護、極限の卒業ミッション。

 

“悠里淮斗”突然の失踪・・・。

 

警察省警備局特別公安5係に所属するスパイたちは、

その目指すべき死に様から、「サクラ」と呼ばれている。

国籍も戸籍も抹消された彼らには、唯一心を通わせることが許された魂の伴侶が与えられる。

それが、「メサイア」ー。


スパイ育成機関「チャーチ」のサクラ候補生・白崎護は、

メサイアである悠里淮斗の突然の失踪に、戸惑いを隠せないでいた。

これはなんらかの陰謀か・・・。

それとも自分の半身とも言える存在であるメサイアの裏切りなのか・・・。

 

悠里の行方がわからぬまま、白崎に、卒業ミッションが与えられることになる。

 

深い混乱に陥るチャーチ。

白崎は、メサイアのいないたった一人の卒業ミッションに挑むことになる。

 

新入生の御池・柚木・小暮、敵対する北方連合の諜報員養成組織「ボスホート」、警備局次長の志倉が率いる新組織「キンダー」、そしてチャーチ科学捜査班。

それぞれ思惑は複雑に絡みあい、悠里淮斗の失踪によって生まれた火種は、巨大な炎となって、再び日本を焼き尽くそうとしていた。


すべて救えるのは・・・白崎護。ただ一人。 

 メサイア暁乃刻公式サイト ストーリーより引用

 

メサイアとは、端的に言えばバディもの。

そのバディはチャーチという箱庭的な学生時代を終えると、お互いを魂と心の拠り所として世界中に離れ離れになっていきます。

私はこの2年ほどでハマったファンなので、生で見送ったのはもはや伝説的な先輩珀と鋭利のこの上ないほど幸せな卒業式でした。

その幸せから一転、鋼では自らのメサイアを殺し、暁ではついに(中のいろいろな事情を含めて)1人で卒業ミッションに挑むまでになってしまったこの世代。

どうなるのかとヒヤヒヤしていましたが、2人のキャラクターの共依存部分を出来得る限り最大限に活かした卒業だったんじゃないかなと思います。

 

細かいストーリーに関する感想はなかなかまとまらないので、ここが良かった!ていうのだけ箇条書していきます。

 

白崎護と悠里淮斗

元々共依存の気が色濃く出ていた2人ですが、私はこの2人がいつかこの依存を乗り越えるんだと思っていました。

そしたらまさかまさかの依存を依存させたまま終わらせる、予想を上回るラストを持ってこられて毛利さんの采配に完敗した気分です(笑)

 

正直、東京公演を見ている間中「こんなラスト酷い、つらすぎる」って思ってました。

観てる間もずっと「こんなのってないよ…」って思ってましたし。

鋼の卵たちは、頑丈になりすぎて二度と孵ることのない卵になってしまったんだなぁとも。

でも大千秋楽に廣瀬くんがメサイアコートを着て、悠里淮斗の姿で護の前に現れたときに、2人がちゃんと卵の殻を割って孵ることができたんだと感じられて良かったです。

 

有賀涼と加々美いつき、そして間宮星廉

今回白崎卒業のサブとして進んでいた有賀と加々美のメサイアとしての意識の形成。

白崎卒業以上に、私は毎回この人達に泣かされていました。

今回、杉江くんの挨拶を聞いているとものすごく熱を感じていて。

アフタートークの際に「今回やっとメサイアとして舞台に立てて」って言っていたのがすごく印象的でした。

 

思えば杉江くんて凄く複雑な立ち位置で。

影青~鋼って時系列は影青→翡翠→鋼→深紅ですが、撮影や現場は影青+深紅→翡翠→鋼だったわけです。

杉江くんは2014年末の時点で有賀涼をメサイアとして受け入れる作品を撮っていたんですね。

でも対する井澤くんは影青のラストで間宮とメサイアになり、それと並行して深紅ではそのメサイアが死んでいる前提で話が進んでいく。

なんのこっちゃって感じですよね。すごく可哀想というか、頑張ったんだろうな…て思います。

そして翡翠

翡翠で有賀と間宮は少なからず信頼関係を築き、運命の鋼では様々なバックグラウンドや思いや生い立ちを知ってメサイアを殺す。

鋼で舞台初登場となる加々美は、その時点では完全に部外者、蚊帳の外。

でも加々美は何も知らなくても、杉江くんは全部知っている、その後の有賀と加々美を。深紅で信頼関係を築く2人を。

井澤くんは翡翠→鋼を経ているので間宮への思い入れ等々結構な気持ちが出来上がっていると思うのですが、杉江くんは信頼と絆を築いたメサイアが、自分とは違う人とメサイアを組んでいてしかもそれが有賀を救った救世主だと言う。

それに口出しをすることもできず、蚊帳の外から無関係な人として見ていることしかできないってものすごく歯がゆくないですか。

だから余計に、今回やっとメサイアコートを着て有賀涼の隣に立てたのが嬉しかったのかなぁって…思いました。

前述の通り私は影青、生では翡翠から出た人なので、入学から卒業までをちゃんと見送れるのは加々美・有賀ペアが初めてになります。

次はこの2人が卒業なのは確実だろうし、しっかりと見送りたい…。

 

今回やたらと間宮の名前を口にする加々美の真意が映画を見ればわかるのか、それとも次作への伏線なのか。

 

新入生、新キャラクターたち

今回投入、そして続投していくだろうキャラクターたちについて!

新キャラの中の人たちはお名前や活躍は存じていても、顔と名前が一致していない人が実はほとんどでした。

が、ストーリーが始まってしまえばそんなの全然問題にはならなかったです。

まずは新入生たち。

体格差があるのもそうなんですが、その体格差と性格差ゆえに戦い方にすごく個性がある。

だからわらわらメサイアコートが出てきても誰がどこにいるのかわかんなくなっちゃうことがないのが凄く良かったな~って思いました。

御池は小柄な体を活かして小回りのきく、鋭利を彷彿とさせる戦い方。

でも性格的な問題で少し型が荒い感じがするのが凄く良かった!

柚木は柔道の強化選手だったのもあり、銃などの飛び道具を嫌うのかすぐに肉弾戦に持ち込もうとする。

脳筋ですごい素直でストレートに言葉を発する体育会系キャラでとても良い。

そして小暮はピシっと綺麗なお手本通りな戦い方をする。

オープニングで姿勢をただし、きっちり相手の頭に狙いを定めて撃ち抜くのがとても好き!

表情筋が死んでて(今後多分何か関係してきそう)でも素直に嬉しいとか喜んだりしてることは表現できちゃうの凄く可愛い。

 

科学捜査班組。

私おじさん好きなので今回キレイ系じゃなくて不摂生系おじさんが出てきて(しかも死ななかった!!)めちゃくちゃテンションが上がりました。

チャーチの穴だらけのセキュリティシステムを作ったのがTHREEさんだったり、セキュリティ突破されて怒って対抗してたりするのがとてもかわ…かっこよかったです。

チャーチに国防省が突入してきたときに銃も扱ってたので、多少の戦闘訓練も受けてるのかな~と。

次も出るかはわからないですが活躍を期待したいところです。

TENは定番サクラからの裏切り者ポジ!

科学捜査班時はチャーチ風衣装(レザーにファスナーパーツの服)なんですが、北へ渡る際は北方風衣装に微妙にチェンジしてるのが細かい。

雲井と加々美の関係性「育ての親子」に掛けてなのか、ネクロマンサーと別れる際に「育ての親として成長を見守っていますよ」という言葉を掛けて去るのが凄く良かったなぁと思ってます。

純粋な探究心のみで動くマッドサイエンティストが今後どう関わってくるのか、それとも今回で消えてしまうのか…楽しみ!

 

新登場キンダーの熱血漢、グエンくん。

周との関わりが何なのかは映画で三栖がキンダーと接触してるみたいなので、そこでわかるのでしょうか…今回は全然触れられませんでした。

ただ、彼が名前を聞かれたときに「グエンだ」って言ったのは母への敬意なのか、やっぱり周の家は嫌いなのかどっちなのかなぁ。

小暮を助けたときの口の悪さに周を感じたし、志倉さんが彼に「血は争えない」って言う意味を理解したいので掘り下げてほしいキャラクター。

 

北のスパイ育成機関「ボスホート」創設以来の秀才サリュートくん。

個人的に今回一番の大穴だったかな~って思います!

衣装、良い!ビジュアル、良い!芝居、良い!キャラクター、良い!何より殺陣が凄まじく良い!!!

スパイと言うよりはアサシンと呼ぶのがふさわしい感じがしました。

サバイバルナイフ二刀流の流れるような、でも一手一手重みのある殺陣は見てて華があるしとても綺麗だったなぁ。

VS有賀・小暮戦では双方からくる攻撃を受け流して斬り上げたりしていて、本当に見惚れてしまう。

あの動きづらそうな衣装でよくもあそこまで軽やかに動いてくれたなぁって感じがしました。

「"僕ら"は暁を知り、黄昏を越えていく…次会うときは敵同士だよ 」という意味深なセリフを残しているので「次」を楽しみにしてますね。

映画特報映像に「僕らは暁を待ち、黄昏を越えていく」というセリフがあるので、暁を知ったサリュートのセリフが「暁を知り」に変化したのかなぁ…?どうなんだ…?

アフタートークの感じだと三栖とサリュートに何かしらの接触があるようなので、そこで何か明かされるのを待っています。

 

ここが良かった!シーン

加々美が腕だけ操られるシーン

今回一番動きが難しかったのはJAEの皆さんのスペクター及びネクロマンサーに体を支配される杉江くんかなと。

その中でも、腕だけ操られて体と意思は自分のものなのに、腕だけ別の生き物のように動かすシーンが凄い!ほんとうに操られているかのよう。

序盤の外交官に後ろから襲われ、ネクロマンサーではなく淮斗に腕を操られるシーン(たぶん)があるのですがそこが本当に好き。

 

有賀の感情が表れる殺陣

有賀も冷静なときは割りと丁寧な殺陣だなって思うのですが、加々美(inネクロマンサー)を追っている最中サリュートに阻まれる所で感情が爆発したような乱暴な殺陣になるところがものっっっっっっっすごく好きです。

元暗殺者なだけあって銃の扱いには長けた有賀だと思うのですが、銃を投げ捨てて接近戦が得意なサリュートにあえて素手でファイティングポーズをとる。

髪を振り乱して戦うそのさまがめちゃくちゃに野性的でかっこいいなぁと思ってみてました。

 

悠里淮斗のセリフ

演出家の西森さん曰く、劇中で使われている淮斗のセリフは廣瀬くんのアドリブ。

それを知ったあとに見たシーンは、最初に見たものとは全然違って聞こえました。

最初はネクロマンサーやってる方に声を入れてもらう予定だったのかな…?

それとも廣瀬くんが声をあててくれるって決まってから色々演出プランが変わったのかなぁ。映像で文字だけ出す演出だったのかもですね。

でもあの声というピースがハマる事によってとんでもなく良い作品担ったと思います、断っていたのに受けてくれた廣瀬くん、廣瀬くんの心を動かしたキャストスタッフ皆ありがとうという気持ち。

 

サリュートの祈り

サリュートは任務を遂行する際、何かに祈るかのようなポーズをします。

これ今後何か意味を持ってくるんでしょうか…個人的にとても好きなので意味があってほしいなぁ。

ボスホートについてはまだわからないことだらけなので、映画でちょろっと説明してくれたら嬉しいな~と。

天才の有賀VS秀才のサリュートの今後も期待しています…秀才は時として天才を食う。

 

クライマックスシーンの有賀と加々美

ネクロマンサーに淮斗と護の生きた証を流し込むシーン。

護もすごく素敵なんですが、私はこのシーンの有賀と加々美がとても好きでした。

ネクロマンサーの支配から解放されて意識を失う加々美を、(演出上だと思うけど)有賀が膝に乗せて抱え込む。

有賀は護が言う「2人で1つの卵だった」っていうところでゆっくりと自分のメサイアである加々美を見る(回によっては抱えなおしたり、腕にそっと手を添えたりもしてたかな)。

そして最後に加々美が目を覚ましたとき、自分を支える有賀の腕を探すように加々美が手探りをして、有賀はそれに応えるようにしっかりと腕を掴む。

この流れが最高に美しすぎて、あぁこの2人の卒業をちゃんと見送りたい…!!!!!と強く感じさせるシーンでした。

綺麗だったなぁ。どこまでDVDに入るかわからなくてそこばっかり見てしまいました…ごめんね護…。

 

ラストシーン

ラストのラスト、スクリーンの裏側にチャーチの面々が立ち、サクラになった護が客席側へ走ってくる演出。

アニメっぽい演出だなって思ったけど、護…というか燈くんらしい前向きで明るいラストだな~って思いました。

チャーチ組が護の背中を見送っているようでとても良かったです。

 

まとめ

前回、鋼ノ章の時に大楽のチケットを取っていなくて凄く後悔した思いから、今回は最初から大楽に行くつもりで!!と大阪大千秋楽のチケットを最速で取ってました。

チケットが全部手元に来た時に「取りすぎたかな?」と一瞬思ったりもしたのですが、幕が開いたら全然足りないぐらいで。

大千秋楽で、廣瀬くんの姿を見た瞬間に子供のように泣き崩れる燈くんを思い出すだけで未だに泣けます…。

 

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ここまで書いてなんとなくアップしてなかったので尻切れですが、極夜を見たこのタイミングでアップしておきます。

悠久、有賀と加々美の卒業にそわそわ…極夜の感想は正式な公開日当たりに上げられたらいいな~~~~と思います。